機械


うずうずした言葉 

伝えたくて僕らに

こうして教えてくれるんだね


機械に噛まれたのは

ヘタレだから

謝る様な僕だから


油断していた日常に

当たり前な生活に

なんの感謝もせず今日を

生きてたからなんだきっと

 

この機械は教えてくれました

この指の本当の そう本当の大切さを


支えるモノ無しじゃ茶碗も洗えません

合わせるモノ無しじゃ手さえも洗えません


当たり前の自分の中に 沢山の『協力な力』が

今 温かいこの指にありがとうと思います





他人の不自由は

目からとても痛みます

心もきっと痛みます


分かれないけれど 

分かろうとすることが

大切なんだと

分かったつもりでいました


突然襲う災難に

そうなりうる現実に

何処か自分はこたつで見ている事が前提でした


この機械は教えてくれました

凍える温度を内に秘めている想像を


心で分かった身体の痛みを

分かったつもりの心の痛みを


こんな機械にがなければきっと分からなかった

今温かいこの僕にありがとうと思います





この機会に僕から歌をとったら何もないんだと


思いました それはきっと それはきっと 


それはきっと  それはきっと 


それはきっと 未だ僕があたたかいからなんだろう








↑写真は山本真吾さんちの朔太郎さんがあまりにもあまりにもあまりにも可愛い過ぎて、頂いた写真を本当はそのまま皆さんに見せてあげたいんやけど、さすがに無断であげるんは気が引けるわと思い「あ!顔がわからないギリギリならいいんじゃないの!?」という、福島的なノリで勝手に無断で可愛く載せてしまったというハイレベルな掲載方法。